リーマンショック時などの急落があるにはあるものの、
価格的(急落幅でなく)には記録的な安値といってまず間違いないでしょう~
これは4月21日が先物の決済の期限だったからです。
先物について、次回解説していきますが・・・
原油の先物買いをしてしまうと、決済期日を過ぎた場合、原油そのものを受け取らなければならなくなります。
鬼ですね・・・
実際には、そんなことできないので買いを決済する(売って精算)する訳なんです。
期日が4月21日までだったので、みんな20日に決済し急落を招いたのでしょう。
マイナス価格ってなに?
そうこれは、単純にお金をあげるから原油を引き取って~
って事です。
石油が余りすぎる・・・
貯蔵できるタンクもない・・・
簡単に捨てられない・・・
だから、お金あげるから引き取って!
って感じですかねぇ~
主な原因・・・それは、間違いなくコロコロ、コロナでしょう!
みなさん既にご存じだと思いますが、
アメリカでも外出を自粛してます。
原油は、
✔ 服やペットボトルなどの商品の素材
✔ 車、船、飛行機などの動力の燃料
✔ 火力発電などの熱の燃料
として使われます。
外出が制限されると、経済活動が停滞されるので、大幅に原油の消費が落ち込み、原油が余ってしまうんですね~
コロナによる需要の急減が主な原因でしょう!
特に、車、船、飛行機などの燃料の減少は主な要因と考えて差し支えないです。
原油のチャートを見ていて、ニュースで原油価格マイナス!
とか騒いでいるけど・・・
実際はなってないぞ???
と思われた方もいると思います。
これは、WTI(West Texas Intermediate)の原油価格がマイナスになっただけで、他の価格はマイナスにならなかったからです。
日本は主にドバイ・オマーン原油スポット価格に連動するので、マイナスにならなかったんですよね~
原油には3大価格と言われているものがあり、それぞれ価格が異なるんです。
だからマイナスになってないんですね~
結局、今回のニュースはWTIだったということです。
ついでに3大価格について触れておきましょう~
一般的にいわれる3大価格ってこれです。
じゃじゃ~ん!!
さてさて、今回マイナスになったWTIについても触れておきましょう!
WTIってなんぞ??
WTIとはテキサス州とニューメキシコ州を中心に産出される原油の総称です。
WTI先物取引とはニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)で取引されることをいいます。
余談ですが、日本の主な原油の輸入はアラブやドバイなので、ドバイ・オマーン原油スポット価格に左右されますね。(再びですが・・・)
さてさて、今日は、原油の急落について、お話させて頂きました~
次回は原油先物について、お話させて頂きます!
では、よい休日を~